整備工場のためのインターネット活用講座 – 2014年12月号(通巻586号)

明日からできる、インターネットを使った情報発信テクニック

私がサポートしている整備工場の方たちは、例外なくインターネットを活用して集客を行っています。なぜ整備工場がインターネットから集客できているかと言うと、情報を発信しているからです。

 

情報発信というと、ニュースレターやダイレクトメールなどの発刊をしなければならないと考えて尻込みする人が多いのですが、実はもっと簡単な方法があります。それは、インターネットでブログを開設することです。つまりブログを書くということです。ブログとは、一言でいうと簡単に更新できるHPのようなもの。インターネット上には、無料で開設できるブログサービスが幾つかありますから、ぜひ開設してみてください。

 

あなたのお店の業務日誌を書こう!

では、そのブログでどんな情報を配信すれば良いのでしょうか。 それは「業務日誌」です。つまり「今日はAさんの車検整備を行ないプラグ交換しました!」「昨日はBさんの車検で陸事に行ってラインを通してきました!」という「あなたのお店で日々何が行われているのか」を書くだけです。業務日誌なら、今日やったことを書くだけなので、それほど苦労もないはずです。芸能人やコメンテイターが書くような人を引きつける文章も、お笑い芸人さんのような面白いことを書く必要もありません。日々、あなたの工場でどんなことが行われているのか?を書くだけでOKです。
なぜ、ブログを書くだけで整備入庫が入るようになるのでしょうか?
それは、あなたから日々の情報を発信することで、お客様から「共感が得られるようになる」からです。一般的に整備工場の内部というのはなかなかお客様に伝わりません。クルマを車検に出して、その間工場がどんなことをしているのかを知っている人は少ないはずです。

レストランの厨房内部がどうなっているのかわからないのと同じですが、その厨房をオープンにして、調理の過程も見せてしまう方法を「オープンキッチン」と言いますが、同じ考え方です。工場の日常をオープンにすることで、お客さんから共感してもらえるようにするということなのです。

些細な事でも、お客はあなたのお店が日々何をしているのか?どんな事をしているのか?を知ることで、あなたの商売の姿勢に共感してくれるようになります。

実際、ブログを公開して、そのブログを読んでくれた読者からお店に問い合わせや整備予約が入っている整備工場が存在します。次回は、実際にブログで集客している整備工場の成功例を見ながら、テクニックを公開します。

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