整備工場のためのインターネット活用講座 – 2019年12月号

地域限定のインターネット広告を活用しよう


整備工場がホームページをつくったりFacebookやInstagram、YouTubeを始めたところで最初に当たる壁が「どうやってアクセスを集めるの?」という、アクセスアップの壁です。

整備工場がSNSを始めると、更新する事ばかりに目が向いてしまい、アクセスを集めることが二の次になってしまいます。あなたも「いいね!」が1桁しかない自動車会社のFacebookページをみたことがあると思います。お店の情報を知ってもらおうと、SNSを更新するのは良いのですが、どうやってそこにアクセスを集めるのか?を考えてから更新しないと、SNSに振り回されてしまいます。

インターネット広告のエリア配信が最適


インターネット広告では、地域を絞って広告を打つことができるようになっています。整備工場の場合、自分の工場がある市や、その隣接地域に絞って広告を表示させることができるのです。「自分の工場がある市だけ」など、エリアを絞って集中的に広告を出稿すれば、少ない予算を効果的に投資することができます。予算も、月額1万円から始められますので、ぜひあなたもチャレンジしてみてください。

エリア限定配信ができる代表的なインターネット広告が「検索連動型広告」です。GoogleやYahoo!JAPANの検索結果画面に表示されるタイプのものです。 市やエリア別に掲載範囲を指定できます、キーワードや出稿エリアを限定して 自社の顧客になりうるユーザーに絞って出稿しましょう。

SNSも出稿エリアを限定できます。FacebookやInstagramもエリア配信機能が良くなっています。冒頭で無駄なSNS活動を行っている整備工場が多いという話をしましたが、SNSを無料で何とかしようというところに問題があります。FacebookやInstagramは、記事を更新するところではありません。「広告をするところ」なのです。

SNSは広告を入れる場所と考えた方が合理的

Facebookは中年男性、Instagramは若い女性が主なアクティブユーザーですが、自社の顧客層に合わせて、地域を限定したSNS広告を出稿してみてください。

毎日本業の自動車整備をしながらイヤイヤSNSを更新するのではなく、自分の住んでいる地域のSNSユーザーに広告を入れる。そのようにSNSを活用して欲しいと思います。

おっと、大事なことを忘れていました。唯一無料でできる施策がありました。それは「Googleプレイス登録」です。

Googleプレイスとは?

Googleが提供しているGoogleマップ上の無料のサービスです。Googleの地図に、あなたの整備工場が無料で表示されます。ユーザーが、お住いの地域で「車検 東京市」などと検索すると、検索結果より上位に、地図情報が掲載されるようになっています。このGoogleプレイスを強化すると、Googleからの流入数が増えて店舗の写真や営業時間、サイトURLなど見せたい情報をコントロール出来るようになります。「地域+車検」等で検索した際、検索結果の上位に表示される可能性があります。

整備工場のインターネット広告は、地域を限定した施策が有効です。これらの施策をしっかり行なうことで、低予算でエリアに集中した広告をだすことができます。ぜひ試してみてください。

コメントは受け付けていません。