整備工場のためのインターネット活用講座 – 2020年05月号

生き残ることのできる自動車整備工場の共通点

大きな外部環境の変化で、厳しい状況に置かれている自動車整備工場が多いですが、そんな状況下でも安定して売上を伸ばしている整備工場の共通点とは何でしょうか。

アフターコロナの時代、整備業界は「車検が何台受注できた」などという状況ではなく「生き残っていけるかどうか?」というフェーズに入ります。

車検チラシや新車リースのチラシを撒けばお客が来る、という時代は過ぎ去りました。これからの時代は「どうやって儲けるか?」という考えではなく「どうやって生き残るか?」という視点で経営を考えなければなりません。

10年先の生き残りを考えているあなたが今すぐやらなければならないことは、「自社メディア」をつくることです。自社メディアとは「顧客リスト」を集めること。顧客リストを自社で所有できれば、10年後も今の場所で自動車整備工場を経営していられるでしょう。

オンラインの顧客リストが生き残るための秘訣


「顧客リストはもうあるよ」あなたからそんな冷めた声が聞こえてきそうです。
すでにあなたの会社にも顧客リストはあると思います。顧客リストに車検のハガキを出したり、新しく始めた新車リースのDMを送ったりしているかと思います。その、従来の顧客リスト以外に「オンライン顧客リスト」を育てましょう。

アフターコロナの資産はオンライン顧客リスト

あなたの会社が今後10年生き残るために、インターネットを使った自社メディアを所有してください。Facebookのイイね!の数は、一定数集まると自社メディアになります。ブログを運営していて一定数の読者を持つことも、自社メディアを所有することになります。自分から情報を発信したとき、それが確実に届く先をどのくらい持てるか?が、これからは重要だということです。

実は、メールアドレスが一番効果が高い


今はSNS全盛の時代です。FacebookやLINE、YouTube配信などに取り組むお店が多いですが、そんな中でも、10年後も廃れず効果があるのは、実はメールアドレスなのです。FacebookやYouTubeなどは今すぐ辞めて、顧客のメールアドレスを集めましょう。

インターネット集客で成功している企業で、メルマガ配信をしていない会社はありません。FBで集客している会社も、YouTube配信をしている会社も、すべての会社が必ず活用しているのは「メルマガ」です。楽天もAmazonも、ヤフーもTSUTAYAも、住宅会社もネットスーパーも、結局のところはメルマガを発行して売上を上げているのです。著名YouTubeチャンネルで行っているのはメールアドレス収集です。YouTubeで動画を配信してメールアドレスを収集しているのが実態なのです。

メールアドレスこそがあなたの会社を救う


ぜひ、顧客のメールアドレスを集める仕組みを考えましょう。地域客のメールアドレスを集めて、情報を配信する仕組みを考えてください。

新型コロナウイルスの中、変わらず売り上げを伸ばしている整備工場は、メールアドレスを活用しています。10年後、あなたの会社が生き残っているかどうかは、顧客のメールアドレスを集められたかどうかにかかっています。

流行りに惑わされることなく、メールアドレスを集める仕組みを考えてください。10年後もあなたの会社は生き残っていられるはずです。

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