整備工場のためのインターネット活用講座 – 2014年11月号(通巻585号)

整備工場のHPは誰のモノ?

整備工場はインターネットの活用があまり進んでいません。これは、整備工場が地域性を持っているからだと考えられています。「インターネットは全国に販売する会社が使うもので、地域に根ざす自分たちには関係無い」と考えている整備工場は多いです。しかし実は「あなた以上にお店のHPを必要としている人がいる」という話をしたいと思います。

お店のHPを必要としている人とは?

それは、あなたのお店の常連客です。お店の常連客は、いつも良くしてくれるあなたのお店のことを、誰かに紹介しても良いと考えています。常連客という存在は、お店のサービスに満足してくれているはずです。自動車の事で困っている人がいれば、真っ先にあなたのお店を紹介しようと考えているはずです。

しかし、その常連客があなたのお店を上手に説明できるとは限りません。お客様があなたのお店について魅力的に説明してくれるようになるためには、あなたの工場の特徴やサービスを深く理解して、かつ正しく説明できなければなりません。

例えば、あなたが今日食べたおいしいレストランでの食事を、自宅で奥さんに説明できるでしょうか?このように考えてみると、自分が感じていることを言葉で他人に伝えるということの苦労をご理解頂けるかと思います。で、この場合どうなるのかというと「今日のメシ旨かったわ〜」となってしまうのです。これでは、奥さんは何がどう美味しかったのか全くわかりません。

 

HPが代わりに24時間説明してくれます

そこで必要なのが「そのお店のHP」というわけです。HPには食材の産地や料理人の経歴、美味しそうな写真が並んでいて、あなたはそれを奥さんに見せれば良いだけです。「昨日ここに行ったんだよ。美味しかったよ!」というだけで済むのです。あとはHPがセールスしてくれます。これがホームページの力というわけです。

あなたの会社や特徴をしっかりと記載したHPを作ることで、顧客はHPを紹介者に見てもらうというだけの手間で済みますので、紹介率は劇的にあがるのです。

HPは何もインターネットだけで使われるものではありません。あなたは使わなくても、あなたの常連さんがお客さんを紹介する時にも積極的に使ってくれるようになるのです。
ホームページはあなたのために作るのではありません。顧客のために構築するのです。ぜひ共感されるホームページの構築をして頂ければと思います。お客さんを紹介してくれるようになるはずです。

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