整備工場のためのインターネット活用講座 – 2014年09月号(通巻583号)

前号までに「HPには、詳しいお店の説明と、あなたについての詳しい情報開示が必要である」ということをお話しました。今回は、売れるHPに必要な最後の要素「サービスをどのように伝えるか?」についてお話します。

 

売り込みは最後にすること

HPでは、あなたのお店についての詳しい情報と、あなたの人柄や、お客様に対する想いなどの理念を詳しく伝えてから、最後にセールスをするようにしてください。 なぜ、この順番を守らなければならないのでしょうか?実は・・整備工場が作るHPのほとんどが、HPで「売り込み」をしてしまいます。

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など、「あなたの言いたい事」ばかりを書いたHPを作ってしまうのです。 このような、売り込みばかりが書かれたHPを見たお客様は「よし、ここで申し込もう!」と思うでしょうか? ところが、この「売り込み」の順番を最後にした場合、少し状況が変わってきます。

キーワードは「共感」です。ホームページに来店した見込み客に対して、まずはお店やあなたについて共感してもらうこと。お客様に、あなたに対して共感してもらってから、最後にあなたの売りたい商品やサービスの「紹介」をするのです。 サービス業である我々の場合、HPは何かを売り込むための場所ではありません。HPはあなたについて知ってもらうための場所なのではす。売り込みはその後。共感が得られてからあなたの商品やサービスを紹介するようにしてください。

 

「なぜ、そのサービスを扱っているのか?」

という理由を伝える サービスや商品を紹介するということは、売り込みをするということではなく、お客様にそのサービスや商品を使わなければならない「理由」を伝えるということです。 「早割10%OFF!」ではなく、「なぜ早く予約をすることで10%割引きできるのか?」「なぜあなたのお店で車検を行うが、お客様にとってメリットがあるのか?」など、お客様が、あなたのお店で整備を行いたくなる情報を提供してあげるようにしてください。お客に共感されるHPを構築することで、お客さんはあなたのお店に整備の申し込みをしてくれるようになるのです。

HPを作る上で一番大事な事は、費用でもデザインでも見た目でもなく、「お客様があなたのお店に相談したくなるHPにすること」です。あなたのHPは、売り込みばかりしていませんか?そうではなくお客さんの知りたい事は何か?を考えてみて下さいね!

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