整備工場のためのインターネット活用講座 – 2014年06月号(通巻579号)

ホームページを活用しよう!

整備工場がお客を増やす為にはインターネットを活用すること。 具体的にはホームページ(以下「HP」)を活用することです。インターネットは、バーチャル(仮想空間)な世界です。そのバーチャル空間にあなたのお店(HP)が無いということは「お店が存在しない」という事と同じです。実世界にはあなたの実店舗があるように、インターネット上にもお店(HP)を作る必要があるわけです。 今回は「整備工場はどのようなHPを作れば良いのか?」ということについてお話します。

 

「自分の言いたい事」を言ってはいけない!?

整備工場がHPを作る上で必ず陥る間違いは「自分の言いたい事ばかりを書いたHP」を作ってしまうことです。前号にも書きましたが、インターネットからお客様を集めるためには、お客様にあなたのお店について共感してもらわなければなりません。あなたのためでは無く、「お客様のためになるHP」を作る必要があるのです。

 

お客様のためのHPとは?

お客様のためになるHPとは「あなたのお店がどのようなお店で、あなたはどのような人物で、あなたの工場にはどのようなサービスがあるのか?」が書かれているHPです。 お客様が集まるHPには、大きく分けて3つの要素があります。

  1. 「お店」営業方針や内情について詳しくわかる、
  2. 「人物」経営者の理念や従業員の人となりが詳しくわかる、
  3. 「サービス」お店のサービス内容について詳しくわかる、

 

お客様に共感されるHPには、これらの要素を必ず盛り込まなくてはなりません。 ところが、多くの整備工場のホームページには(3)の要素しか記載されていないのです。

「今月はオイル交換キャンペーンです!!」
「車検早期予約は10%OFF!!お得です!」
「お得なタイヤが入荷しました!早い者勝ち!」

このように「あなたの言いたいこと」だけが書かれたホームページがほとんどです。あなたの言いたい事ばかりが書かれたHPでは、お客様はあなたのお店を選ぶ事ができません。なぜなら「あなたのお店を選ぶ選択基準がわからない」からです。HPであなたの言いたい事を言う前に、お客様に対して「あなたのお店はどのようなお店なのか?」「あなたはどのような人なのか?」、つまり(1)(2)の要素を伝えてあげなければなりません。お客様は、あなた自身やあなたのお店について知りたがっています。HPを専門家のサポート無しに作り始めると、つい自分の言いたい事ばかりを書いてしまいがちです。そうではなく「お客の知りたい事」を伝えるHPを作りましょう。

次号は、HPに必要な3つの要素ついて詳しく解説します。

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