整備工場のためのインターネット活用講座 – 2019年1月号

ホームページを広告しよう

前号では「お客さんの悩みを解決するホームページが有効である」ということをお伝えしました。本号では、そのホームページを使って広告を行なう方法についてお伝えします。

整備工場のホームページは「整備客」を集めるより「相談客」を集める方がカンタンです。「修理相談」を受け付けるホームページを構築して、広告を入れることを考えて欲しいと思います。最初に行なうべき広告はインターネット広告です。インターネット広告は、チラシ等と違い数万円からはじめられる手軽な広告です。スマートフォンの普及により、多くの人がインターネット検索を行なっています。地域のお客さんが「車検、もっと安くできないかな?」「親身になってくれる整備工場は無いかな?」と、スマホで検索したとき、あなたの整備工場のホームページを広告表示するのです。

 

まずはgoogle広告を試そう!

インターネット広告には色々ありますが、まず最初に考えるのが「google広告 https://ads.google.com/ 」です。google広告の「検索広告」の利用を検討してみてください。詳細はサービス解説ページに譲りますが、googeの検索広告を使う利点は「地域を限定できる」ということです。あなたの整備工場を中心として半径を定め、そのエリアに居住する人やエリアを指定した人にだけ、広告を表示することができるのです。

お客さんが自分の地域を指定して検索すると、一番上にお店の広告を表示させることができます。スマホの場合、一番上の広告内容が自分の悩みと一致する場合、クリック率が高まります。クリックした先のホームページが「車検を安くしたい」「相談にのってもらいたい」「オイル交換したい」などのお客さんの悩みを解決できるホームページになっていると、問い合わせに繋がる可能性が高まるというわけです。

google広告は半径を指定することで、狭いエリアに限定して広告出稿できるので、ライバルが少ないのです。実店舗同様、地域のライバルがインターネット広告を出稿していなければ、地域の広告を独占できる可能性もあるわけです。

エリアを絞ったインターネット広告は、実店舗に即した広告手法なので、地域ビジネスである整備工場に向いています。ホームページに自信がある整備工場は、一歩進んでインターネット広告もチャレンジして欲しいと思います。「車検を取るホームページ」ではなく「車検整備の相談を取るホームページ」にすることで、地域のお客さんからの相談を増やすことができると思います。成果になるホームページを開設して、インターネット広告にチャレンジしてみてください。

ホームページを開設すると、「もっと多くの人に見てもらいたい」「もっとアクセス数を伸ばしたい」と、拡大思考に陥りがちです。逆にエリアを狭めて占有率を高めるという手法の方が戦いはラクなのです。あなたの地域で、常に整備に関するインターネット広告が表示されていると、エリアで認知度が高まり新規集客につながります。

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