整備工場のためのインターネット活用講座 – 2018年6月号

インターネットではターゲットを絞れば絞るほどお客さんが集まる

整備工場のホームページを見ると「クルマのことは何でもお任せ!」と、整備や鈑金などについて何でも相談してください!とアピールしている整備工場が多いのですが、インターネットでは、内容や対象を絞った方が、お客様が集まります。何でもできます!という整備工場よりも、車検整備専門工場の方が、何でも直せる整備工場!よりも軽自動車整備専門工場の方が、スポーツカー専門工場よりもGT-R専門工場などの方が、車種や整備内容で専門店化したホームページの方が、お客さんも多く集まります。

中華料理屋さんよりラーメン専門店。ラーメン専門店より塩ラーメン専門店。塩ラーメン専門店より沖縄の雪塩で作った雪塩ラーメン専門店の方が、美味しそうで集客力が高いのと同じです。「当店は車検も点検も一般修理もエアコン修理も何でもできます。お気軽にお問い合わせください」とホームページに書いてあっても、お客さんは逆に「このお店は自分の悩みを解決できるのだろうか?」と不安になるものなのです。インターネットでは「何でもできる」ということ先に書いてしまうと、逆に特徴を無くしてしまうのです。インターネット集客では、先にお店の特徴を突き詰めて差別化して集客を図り、その特徴を理解して来店したお客さんに「自動車の事なら何でもできますよ?」と、他のサービスを提供するというように考えるのが正しいのです。

 

特徴を絞りお客さんを集めて顧客化する

「何でもできます!」とお客さんを集めるのではなく「当店は〇〇〇に特化した専門工場です。それが得意です。」とお客さんを集め、そのお客さんに良いサービスを提供して顧客になってもらう。このような集客活動を考えてみてください。広く集めようとすると逆に集まりません。

 

「うちの工場は特徴が無いのです」の嘘

特徴というと、何か特別な設備やサービスを導入しなければならないのと考えがちですが、そうではありません。「切り口」と考えてみてください。実際にお店を変える必要はなく、ホームページに記載する切り口をどう見せるか?を考えるのが成功の近道です。たとえば「車検整備の受付の際に20分間の整備相談時間を作ります」というのも、一つの特徴です。高齢化したメカニックも切り口を変えれば「ベテランメカニック」と呼べるのです。このように、設備や価格以外のサービス内容で工場の特徴を作り出してみてください。その特徴を、切り口としてどう見せるか?をホームページ制作会社さんと考えることで、お金をかけずに他店と差別化することができるのです。差別化された工場にはお客さんが集まります。そのお客さんを顧客化するようにしてください。「何でもお任せ!」よりお客さんが集まりますよ。

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