整備工場のためのインターネット活用講座 – 2018年4月号

結果を求めないホームページが、結果的に問い合わせが増える

先日、私のところに、整備工場経営者の方が有料相談にお見えになられました。整備工場と併設された鈑金工場を経営されている方です。その経営者のご相談は「ホームページから車検や鈑金入庫が取れない」と言うものでした。「車検価格は地域最安値だし、鈑金塗装の技術力もある。良いサービスを安い金額で提供してる自信があるのに、ホームページから受注が入らないのです。」と言うお話でした。

そのホームページを一緒に確認すると、いくつか改善点が見つかりましたが、最初に直さなければならないポイントに絞ってアドバイスを行いました。それは「すぐに成果を求めない」と言うものです。そのホームページは、車検予約と鈑金受注を求めるホームページでした。つまり「車検の申し込みはこちら!鈑金修理申込はこちら!」と、車検受注と鈑金受注受注を求めるホームページなのです。

これはホームページの正しい使い方のように見えて、実は間違っています。インターネットは、お客様との接点を持つためのツールの1つに過ぎません。あなたは、会社の電話に車検や鈑金受注を求めないはずです。電話やファックスは、あくまでお客様とお店をつなぐの接点の1つです。ホームページも同じなのです。その場で物を注文したり決済をする通販サイトと違い、車検や鈑金は、最後は人が介在するサービス業です。ホームページでは結果を求めず、お客様が「問い合わせや相談」をしてくれれば良い、考えるように、ホームページの設計をすることが大切なのです。

ホームページで車検申込み目指すのなら、無料見積もりや無料車検相談など「申込み」ではなく「車検相談」を受けるように、お客さんからの相談受注を目指すように変更するのです。鈑金も同様です。鈑金受注を求めるのではなく、キズや凹みの修理相談や無料見積もり相談など、「お客さんがお店にもっと相談しやすいような、無料オファーをホームページの最終ゴールにしてください。」とアドバイスしました。

しばらく後に、その方はホームページを改善され、無料相談と無料見積もりをホームページのゴールにしたところ、今までほとんど問い合わせがなかったホームページから、問い合わせが入るようになったそうです。このように成果が出ることが確認できれば、後はホームページのコンテンツを改善したり写真を入れ替えたり機能追加を行ない、ホームページに投資を行なうことで、さらに問い合わせが入るようになるでしょう。

あなたのホームページは、成果を求めるホームページになっていませんか?成果を求めないようにホームページを作ると、なぜか成果が増えるのです。面白いところです。「ホームページの成果が無い」という場合は「成果を求めないホームページ」を考えてみると良いでしょう。今のホームページに問題がないか?一度見直してみてはいかがでしょうか。

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