整備工場のためのインターネット活用講座 – 2017年5月号

​ホームページはお客様のために作る

「うちのお客はインターネット使わないから」
インターネットの活用に後ろ向きな経営者がよく使う言葉です。本当にそうでしょうか?
私は日本全国の自動車販売店や整備工場にアドバイスで訪問しますが、地方でもインターネットが使われています。みなさん朝から晩までインターネットを手放しません。

インターネットとは、スマートフォンです。ここ数年で一気にスマホが普及して、何かあるとスマホで調べてから行動するようになりました。みなさんも、初めて行くお店をスマホで検索したことは1度や2度ではないはずです。もちろん、あなたの整備工場のお客さんも、スマートフォンを購入しています。試しに近所の携帯電話ショップに行ってみてください。「らくらくフォン」のような高齢者向けのスマホが何種類も販売されています。

 

「ウチのお客は高齢が多いからインターネットは要らないよ」といいますが、逆です。これから高齢者ほどインターネットを使いこなす時代になってきます。あなたが「ウチのお客は高齢で…」と言っている間に、お客さんはスマホでネット通販を楽しんでいます。何でもスマホで調べているのが現実です。

 

ホームページのアクセス数の半分を占めるスマートフォン。そのスマホでお客さんは「地域+車検」と検索した結果、あなたのお店は表示されずに、ライバルのホームページしか表示されなかったら?「あなたのお店は存在しない」のと同じなのです。

 

地域検索は増加傾向
実は今、地域に関連した検索キーワードのボリュームが増えています。「地域+◯◯」と、スマホで検索するという人が増えているということです。当然、整備工場の検索ニーズも増えています。パソコンでもスマートフォンでも、地域であなたの整備工場を検索するお客さんは増えていくのです。

 

地域をいかに大切にできるか?
これからは地域でいかにシェアを増やすか?という戦いをしなければなりません。地域でシェアを取らなければ生き残っていけない時代になります。たとえば、「納車引取り」が見直されるようになります。現在ディーラーや大手販売店は、引取納車は行いません。お客さんにに来店させるお店ばかりですが、これからは「訪問」です。大手がお客を来店させるのであれば、我々は納車引取を行いきめ細かいサービスを提供することです。
整備工場は、事業規模に対する一定のシェアがあれば、事業規模に生き残っていくことができます。
地域の検索ニーズに対応するホームページを作り、車検を考えているお客さんにアピールしましょう。そのお客さんを顧客フォローで顧客にしていきましょう。
それでもあなたはホームページを作らないのですか?

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